ウイスキーの香りを、デザートで楽しむ——これは飲む楽しみとは別の、大人の贅沢です。ウイスキーゼリー、ウイスキーアイス、そしてバニラアイスにウイスキーをかけるだけの簡単デザート。飲めない日や食後に楽しめる、ウイスキーデザートの作り方を解説します。甘いもの好きにこそ試してほしい世界です。

01 ウイスキーゼリー

少し手をかけるなら、ウイスキーゼリーです。ゼラチンを溶かした甘い液体(砂糖水やジュース)に、ウイスキーを加えて冷やし固める。ぷるんとした食感の中に、ウイスキーの香りが閉じ込められる大人のゼリー。コーヒーゼリーにウイスキーを効かせたり、フルーツと合わせたり、応用は自在。ゼラチンは高温だと固まりにくいので、粗熱を取ってからウイスキーを加えるのがコツ。アルコールは加熱しないので残る(量を控えめに)。見た目も涼しげで、おもてなしのデザートとしても映える。飲むのとは違う、「震える香り」を楽しめる一品です。

02 ウイスキーアイスとその他

本格的には、ウイスキーアイスクリームも作れます。アイスクリームの生地(卵・生クリーム・砂糖)にウイスキーを加えて凍らせる——ただし、アルコールは凍りにくいため、入れすぎると固まらない点に注意(少量に)。この性質を逆手に取れば、とろりとした食感のセミフレッド的なデザートになる。他にも、ウイスキー風味の生チョコ(前記事)、ウイスキー漬けのドライフルーツを使ったパフェ、ティラミスにウイスキーを効かせる——洋菓子とウイスキーの相性は無限。アルコールの「凍りにくい・飛びやすい」性質を理解すると、デザート作りの幅が広がります。

03 デザートで広げる楽しみ

ウイスキーデザートは、この趣味を家族や友人と分かち合う手段にもなります。お酒が苦手な人でも、香りづけ程度のデザートなら楽しめることが多い(ただしアルコールは残るので子供や運転前は不可)。食後に手作りのウイスキーゼリーを出せば、ちょっとした感動を呼ぶ。そして、余ったウイスキーの活用(料理の記事)としても優秀。飲むだけがウイスキーではない——食べて、香りを味わう楽しみを知ると、この琥珀色との付き合いが、より豊かで自由になります。まずは今夜、バニラアイスに一垂らしから始めてみてください。